日 時 9月7日(日)10時~12時
場 所 小金井市市民会館萌え木ホール(商工会館3階)
演 題 「希望は戦争」と若者を絶望させる社会とは
~反貧困と憲法9条・25条~
話す人 富樫 匡孝さん (NPO法人自立生活サポートセンター・もやい)
■富樫匡孝(とがしまさたか)さんプロフィール
1978年生まれ。北海道出身。2006年に自身がホームレス状態を経験し「もやい」へ相談。その後生活を立て直し、スタッフとして活動を始める。
現在は生活保護の申請同行や、電話相談、その後のアフターフォロー若者当事者のための居場所「Drop in こもれび」を主催するなど、自身の経験をもとに活動に携わる。
■生活困窮者は、はよ死ねってことか!
昨年7月北九州市で52歳の男性が「おにぎり食いたーい」という言葉を最後に、生活保護を打ち切られて餓死した。
今年6月には秋葉原の路上で、若者が誰でもよかったと無差別殺人に走った。凶行の背景に派遣労働の問題はないか。
小泉流「新自由主義政策・構造改革路線」により貧困と格差が広がり、非正規雇用の若者は将来に希望が持てず、高齢者も大事にされない。貧困は自己責任ではない。貧困は社会と政治に対する問いかけであると「もやい」は言う。海外では「貧困と戦争」は、セットで考えられているテーマだと言う。
「希望は戦争」と若者を絶望させる社会をどう変えていくのか。憲法9条と25条(生存権保障)をセットで考える時期ではないか。
「鎮魂の夏」に平和と戦争問題について、反貧困をテーマに冨樫さんにお話しいただきました。